岡山市の中心部から車で約30分。岡山自動車道・岡山総社ICから足守川に沿って少し北上した所に、足守藩木下家2万5000石の陣屋町の街並みが残されています。
足守藩は豊臣秀吉の正室ねねの兄にあたる播磨姫路城主木下家定が備中足守に移封されたことに始まりますが、以後江戸時代も通して木下家の足守藩は11代256年続いて明治を向かえます。
足守陣屋は街並みの北側、宮路山の麓に築かれました。現在は足守小学校と藩主の庭園であった近水園が残されるのみです。そしてその周囲に家中屋敷が配置されました。白壁の長屋門と土塀に囲まれた旧足守藩侍屋敷(旧家老杉原家邸)や北木下家長屋門などが残されています。
一方、足守の街並みである商家町の方は、かなりの規模で往時の姿をとどめています。足守地区の250軒中およそ100軒が江戸期のものといいます。これほどの街並みなのに重伝建に指定されていないのが不思議です。
街並みの中間点に建つ重厚な黒漆喰の商家は足守藩の豪商・藤田千年治邸で、江戸時代末期に建てられた稀少な商家建築は一般公開されています。
【撮影雑記】
早朝に下津井の街並みを撮影して移動し、足守に到着したのは午前10時ごろ。
足守は岡山市近郊のベッドタウンでもあって、とにかく街並みの交通量が多くて撮影に難儀しました。
訪れた日はたまたま「陣屋町足守町並み雛めぐり」が開催されているシーズンでした。大正期・昭和期の貴重なひな人形から陶器、組木で作ったひな人形までさまざまな雛人形が各家々の玄関に飾られていました。
【目次】
00:00 オープニング
00:57 足守メインストリートの街並み
05:20 旧足守商家・藤田千年治邸付近交差点
09:30 足守プラザ「米蔵ギャラリー」
13:10 旧・足守藩・侍屋敷
15:33 木下利玄生家〜エンディング
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撮影機材
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レンズ:SONY SEL2470Z Continue reading →