Month: July 2022

【ぶらり #86】ますや旅館 信州上田 田沢温泉(長野県)Wooden Hotel of National Important Cultural Property | MASUYA-RYOKAN

【ぶらり #86】ますや旅館 信州上田 田沢温泉(長野県)Wooden Hotel of National Important Cultural Property | MASUYA-RYOKAN

温泉情緒ある石畳の坂道がつづく信州田沢温泉に、浅間山に対峙するように建つ高楼の宿。
上田市街から松本街道(国道143号)を西へ約12km、青木村役場からさらに山奥へ入った、十勧山東麓の谷間にかくれたいで湯”田沢温泉”があります。
田沢温泉は7世紀後半、役小角の開湯といわれる歴史の古い温泉で、長い間庶民の湯治場として親しまれてきました。
白壁土蔵に石畳の温泉街には所狭しと明治初期頃に建てられた木造多層の温泉旅館が建ち並び、歓楽色は皆無の温泉地。
湯は子宝の湯、子持の湯、有乳の湯とも呼ばれる単純硫黄泉。
島崎藤村ゆかりの宿である「ますや旅館」は藤村の作品「千曲川のスケッチ」にも登場し、彼が滞在した客室もそのまま残っています。また近年は映画「卓球温泉」の舞台となりました。

このますや旅館は、かの有名な文豪である島崎藤村が明治32年(1899年)8月に逗留したことでも有名で、実際に泊まった部屋(藤村の間)が今でも残されています。しかも藤村の間には現在でも泊まることが可能なのだとか。

館内は庶民の湯治温泉らしく色気は皆無で、まあそんなものは求めてはいないのですが、すり減って光沢を帯びた床や階段の手すり、それに今時稀少な歪みの多いガラス窓など建物自体が博物館でした。

東館…最上階に「藤村の間」がある。
本館…玄関及びロビーがある。
西館…本館と繋がっているが通路は見当たらない。
新館…本館と東館を一望できる人気の部屋。
東館と土蔵はその当時の建築のまま、西館と本館は明治の中期、新館は明治の末期建築だそうです。

【目次】
00:00 オープニング
01:40 田沢温泉・旅館周辺を散策
05:45 ますや旅館の中へ・ロビー
07:03 廊下から部屋へ(新館3階・51番)
11:10 部屋をクローズアップ
16:10 藤村の間を見学
17:45 大浴場への長い廊下
19:20 露天風呂
20:10 卓球場へ
21:54 夕食と朝食
24:07 エンディング

【撮影・編集雑記】
仕事で煮詰まった時や、溜まった仕事の消化。プライベートでも溜まった動画の編集など場所を変えて非日常での作業をしたい時に投宿させて頂いている信州上田の旧青木村にある田沢温泉「ますや旅館」を撮影してみました。今回はテストも兼ねてBロール撮影にスライダーを持ち込んで撮ってみました。あと、編集時にはLUTも少し使ってみました。個人的にいろいろ実験的な動画ですが、ますや旅館の魅力を感じて頂ければ幸いです。(できればあまり知られたくは無い隠れ家宿なのですが…)
ジンバル撮影ではカメラを煽り過ぎるとモーター強度のバランスが崩れるのか、変なブレや振動が出てしまいました。
温泉のシーンはDJI Pocket2、食事はスマホのSONY Xperia Pro-iで撮影しました。

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撮影機材
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メインカメラ:SONY α7SIII  <a href="https://amzn.to/3kCfHhn" Continue reading →